ゆりのこ保育園では、学校法人河野学園の教育理念のもと、子どもの育ちを「種育」と呼び、日々の保育活動を行っています。
『種育』で、子どもの秘めた可能性(種)を大きく育てます
植物は水、日光、肥料が成長の条件です。子どもには一人ひとりの『種』があり、『芽』が出る。その芽は伸びると『花』が咲く。芽が出た先は、子どもの育つ環境(家庭、周りの環境など)によって、伸びる方向・咲く花の種類が変わっていく。子どもは内なる力(日光)を持っている。私たち保育士が素晴らしい花となるよう水と肥料をあげ、成長の手助けをしている。それをここでは、種育と呼んでいる。
こころの種
ゆったりとした保育の流れの中で(日常の豊かさとここちよさ)
忙しい共働きの家庭にあっては、ともすると「早く」「早く」と追い立てられて過ごすことが当たり前になっています。だからこそ園では、ゆったりと時間が流れるような生活を送らせたいものです。自分のペースでのびのびと活動でき、温かく見守ってくれる保育者がそばにいることこそ、大切な環境と考えています。
ことばへの興味を豊かに引き出す(絵本の読み聞かせ)
喃語からことばが出はじめる頃から、絵本はことばへの興味を引き出します。1・2歳児にとって絵本はことばの泉、ことばを知り、ことばを増やす絵本の役割は大きいといえます。読み聞かせだけでことばの力が育つものではありませんが、イメージ豊かに表現する力、しゃべることの楽しさを体験させたいものですね。
ひとりできるよ!(基本的生活習慣の自立)
身辺のことが自分でできない0・1歳児前半は、大人の丁寧な関わりが必要です。自我が芽生え始める1歳児後半から2歳児では、食事、排せつ、衣服の着脱など基本的生活習慣の自立が始まります。自分でしようとする気持ちを大切にして、根気よく関わっていきます。
げんきの種
食べることを楽しみにする生活(食事は生きる力の原動力)
園では戸外でたっぷりと遊び、「おなかがすいたよ~」「早くご飯が食べたい!」と子どもたちは給食の時間を楽しみにします。栄養バランスはもちろんのこと、友だちみんなでそろって食べる楽しさは、何よりのごちそうです。
おいしいねぇ(豊かな食育体験)
野菜が日々育っていく小さな変化に気づきやすいように、菜園は子どもたちの目につきやすい園庭に配置されています。水やりをしたり摘み取って食べてみたり、時には給食の一品に加えられたり…、小さい時から身近に食材があり、触れ合いながらおいしさの体験をしています。
見てみて!できたよ!(からだや手先を使って遊ぶ楽しさ)
生まれてから最初の3年間は、成長が最も著しい時期です。ハイハイ、歩く、登る、くぐる、走る、跳ぶなどの全身的な動きと共に、2歳ころには手を使ったいろいろな動きができるようになります。発達に応じた運動遊びや手指を使った遊びを工夫して楽しんでいます。
好奇心の種
これなぁに?(育みの庭で五感体験)
園庭では草花や樹木、虫や小動物などの“命の営み”を感じて遊ぶことができます。「隅っこ」が大好きな子どもたちのために、じっくり遊べる隅っこ空間。築山やトンネル、ツリーハウスなど、園庭は子どもたちが四季を感じながらのびのびと遊べる空間です。